jacksonフランス日誌

オランダ/フランスに留学。文化/言語/宗教/国際/など表現方法と思想と芸術と社会問題。慶應大/湘南ボーイ

Final Semester in SFC !

 

どうもみなさんこんにちは〜 

留学前慶應のSFC(湘南藤沢キャンパス)ですごす最後の学期が始まりました〜

なのでとりたいものをいーっぱいとって悔いのないようにしてオランダにいっちゃいたいと思っていま〜す (でも月曜日寝坊して今学期月曜日の授業逃した)

今学期の時間割はこれ!

 

Academic Writing (アカデミックライティング)

Design Studies (デザインスタディーズ)

Mathematics and Logics(数学と論理)

Video Translation(ビデオ翻訳)

Development and the Local Community (開発とローカリズム) 

Genome Informatics(生命情報分析)

Queer Studies Seminar  (クィア理論研究会)

US Foreign Policy in the Second Obama Administration (外交政策研究会)

 

全部英語で行なわれる授業にしました〜

 

 

自分が所属しているSFCでは2年程前からGIGA programっていう全部英語でやるプログラムが始まったんだけど、そのおかげで英語の授業が豊富にあるのです

 

SFCはこんな感じ!

 

キャンパスはヨーロッパやアメリカの大学みたいに郊外にあって政治/経済/哲学

/国際戦略/経営/文学/情報/生命/物理/デザインetc取りたいものは全部とれるリベラルアーツっぽい大学!一部の人はSFCなんて最近できたキャンパスは慶應じゃない的なこといってるけどまあ確かにそうだと思うw

明らかに慶應の中ではアウェイなんだけどでも自分はそういうのは好きだね!

 

そしてこれがクィア理論ゼミの様子

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クィア理論っていうのはジェンダー哲学のことで女性/男性/同性愛者などなどそういうカテゴリーがどのように構築されたかを研究する比較的新しい学問体系なんだ!こういう最先端の哲学理論や最先端の技術に触れられるのはSFCの何よりの取り柄

 

しかもこんな授業とりつつ脳の構造の授業とれるし、しかもアメリカの外交政策も一緒にとれるとか外から見たら意味不明だけど

でも自分にとっては知的好奇心を満たしてくれる大切な場所なのです!( ̄∇ ̄;)

 

最初は田舎にあってやだな(養豚所が近くにあって臭い)とか思ったけどいまは嗅覚が慣れて臭い感じないしw学ぶことの面白さもわかりはじめて、離れるのは寂しいなっという感じのSFCでした〜

イスラーム in オランダ

 

今日はジャクソンの卒論予定の専門分野であるイスラームとオランダの衝突についてお届けしたいと思います

 

オランダは皆様ご存知の通り超寛容な国!世界で初めて同性結婚を認め、ソフトドラッグも安楽死も売春も飾り窓もぜーんぶ合法!やっちゃいけないことができるのはここだけ!そっち系目当てな人はおすすめ〜(もちろんジャクソンは薬なんてやらないよ )

 

まあ何でこんな政策をやってきたかと言いますと、第二次世界大戦の時からユダヤ人やその時々に迫害されてきた人々を受け入れてきた歴史があるからみたい。彼らの中には常にマイノリティーの見方に立ってきたっていう自負心があるし、ドイツへの対抗心がある。

 

しかしそんなオランダで最近物騒な男が出現

 

 

上のオランダ人 イケメンウィルダーズ(geert wilders )っていうんだけど

そのいけてるヘアスタイルからモーツァルトっていうニックネームがついちゃいました〜w

彼がなんでcontroversialなのかというと寛容なオランダにあって「半イスラム」を声高らかに掲げている政治家だから  

現在オランダにはトルコやモロッコから移民が数多く居住していて

 

 File:Islam in Netherlands.jpg

 

 

アムステルダムロッテルダム ユトレヒト等大都市にムスリムが集中しちゃってます!(濃いとこが集中箇所)

 

ウィルダーズ率いる自由党(PVV/Partij voor de Vrijheid)はこんな寛容なオランダでなぜか人気に!2010年の下院選挙とかでは第三党になったりしたのです。

そんなウィルダーズが何を求めているのかというと究極目標は

 

イスラームの排斥」

 

彼の有名な言葉に " I don't hate Muslims , I hate Islam" っていう言葉があるんだけど 要するに彼はイスラームはオランダにそぐわない!と言っているのね

 

彼の理論はこう 

オランダは同性結婚を認めたりする超リベラル国家→

イスラームは同性愛嫌悪(homophobia)や女性蔑視をする古代宗教→

オランダを守る為にはイスラムを排斥せねば!

つまり日本で言う極右とかじゃなくてオランダ独自の「リベラルさ」を守る為にイスラームを排斥しようっていう考え方。日本で言う保守とはちょっと違うのです。

 

そんな政党が人気になりつつあるオランダ

確かにイスラームの教義はクレイジーなオランダには明らかにそぐわないwと思う

ただ問題はどこで妥協点を打つか

 

移民を迫害するような政策は明らかにオランダの精神には反するだろうし,

かといってオランダの先進性を維持する為にはイスラームの方も妥協しないといけないのかもしれない。。。。

 

オランダの先行きを考えると夜も寝付けないジャクソンなのでした〜w

(ウィルダーズ反対デモ@オーストラリア)

 

次もイスラームについて書きます

 

 

オランダ宇宙開発事情〜

どうもジャクソンで〜す

 

そろそろ桜が満開に成ってきましたね〜うちではなぜかお兄ちゃんとお母さんが二人で京都旅行に行き自分は藤沢の寂れた家に置いてけぼりなのでした〜w

     

話しいきなり変わるんだけど(強引w)実はジャクソン宇宙開発wにとっても興味があるのです!宇宙って想像するだけでわくわくするよね〜!

 

そんでもって3月の最初から一週間某団体の奨学生としてフランスにある国際宇宙大学(International Space University )っていう所のシンポジウムに参加してました〜

 

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このシンポジウム自体は3日間にわたって行なわれたんだけど自分はテクノロジーとかやっているわけじゃないから宇宙法や北極政策などについて発表する機会をもらったよ♩

上の写真は日本から一緒に参加した仲間(東大の医学部の先輩とか宇宙系の学部のひとばっかりだったから分野的には完全アウェイwでも楽しかった〜)とISUの仲間達!

 

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最後はOSAKAっていうストラスブールの日本料理屋で食べたんだけどなんか牛丼が1200円くらいだったw

 

さてさてここで何人かのオランダ人に会ってオランダの宇宙政策について色々聞くことができました〜「オランダ?宇宙?」「そんなのつながりあるの?」って言うイメージだけど実はめっちゃめっちゃ盛んらしい!

 

例えばオランダ宇宙局(オランダのNASA)がJAXAと協力して宇宙飛行士の健康を題材とした世界の小学生w向けのプログラムを開始したんだって!

http://japan-jp.nlembassy.org/news/2013/02/missionx.html

   

 

日本とオランダの子供達が宇宙を軸に交流しているとは驚きです|;゚ロ゚|

しかも映像見たらめっちゃみんな笑顔wジャクソンみたいな汚れすぎた心とは正反対な純粋な笑顔に動画ながら感動しました〜w

 

日蘭交流がもっとすすむといいですね〜ヽ( ´¬`)ノ

 

 

チューリップバブル伝説

 

みなさんオランダのイメージといったら何を思い浮かべますか?

「麻薬?」「風車?」「出島?」「ゲイ?」色々なイメージがありますね〜wまあそれのどれも好きなんだけどww(薬なんてもちろんやらないよw)今回はチューリップのことを書きたいなと思いま〜す

 

チューリップはご存知の通りオランダで大人気なお花!

 

 

ただちょっと馬鹿げた話があって17世紀黄金期のオランダではあまりにチューリップ熱が上昇しすぎてチューリップバブルなるものが発生ww 

     

 

上の絵は当時の現象を皮肉った17世紀のものなんだけど(猿がオランダ人ねw)

 

大航海時代のオランダは金だけが絆のベースで信仰心やら道徳心やらそういうのはあまり重視されなかったらしい、いけいけどんどんwみたいな感じでお金になるものには全力を注ぐ風潮があったんだって

 

そんななかチューリップブームが到来!オスマン帝国から来たチューリップは瞬く間にオランダ中で大人気に!愛好家達が急増しました!

 

時がたつとそこに目を付けた投機家達がチューリップの美しさじゃなくて、チューリップの価格自体に着目してどんどん投資していったらしい

 

 

結果、上の赤色のチューリップが家2件と馬何頭か買える程の値段になっちゃったんだってw!ありえないほどのチューリップブームwが到来し金持ちも貧乏人も大人も子供も球根もとめて大殺到、もはやチューリップの花なんてどうでもよくて球根奪い合い合戦になったらしいw

 

そんな中1637年チューリップ価格が暴落!!!!!!!!この原因は諸説あるらしいんだけど、ある日皆がばかばかしさに気付いたらしいw結局この一件はオランダ人のクレイジーさを象徴することになってしまったけど、この事件のおかげで「節約」「節制」とか今のオランダ的な文化が尊重されるようになりました〜w

 

 

 

慶應大学交換留学大全(その2)

国の選び方的なものは前のページで話したんだけど、やはり世の中そこまであまくないw留学に行く為にはTOEFLiBTという地獄の(TwT。)テストを受けなければ行けないのです

 

ちなみにJacksonは1年の夏から2年の夏まで一年間かけてTOEFLに取り組み、前も言ったけど15万円以上はこのテストに投資したよwもはや株主みたいw

 

 

でこのテストどういうものなのかと言いますと

Reading/Listening/Speaking/Writing という4つのセクションからなるコンピュータ上でやる非常に面倒くさいテストなのです!ていうか英語読む能力よりもパソコン上で作業する能力が向上したするんだけどw目とか悪くなった

 

 

詳しいテストの内容はおいといて、どのようにこのテストにむけてライデン大学のスコアであるiBT88を突破したかというと

①質の良い問題集を説きまくる

とりあえず市販の問題集を毎日やってました!ただ注意ポイントはその質が千差万別な所!とりあえず英検準一級くらいのレベルがある人ならば

 

BARRON's TOEFL  /旺文社TOEFL英単語を中心に進めればいいと思う

特にBarron's TOEFLは八回も模試が入っているのに格安で、本当に役に立った!CD-ROMがついているから本番ポクできるしなかなかの出来映え(ただWritingの内容はなんかおかしいwのとやたらに氷山の話しが出てきた記憶ありw)

単語は旺文社の3000のやつを完璧に覚えました!それでそこそこはとれるんじゃないかな

 

あと英語完璧ムリポよ〜な人wはまずは英検とかで基礎力を付けてから臨むのがいいかも!やっぱり単語とかも難易度高いからある程度ナレッジを増やしてからbest!

 

 

 ②外国人の友達をいっぱいつくっちゃおう

え〜TOEFLなにそれめんどwみたいな人は外国人の友達を作っちゃおう!自分の場合は慶応の三田キャンパスに国際センターっていうのがあって、そこの講座をいっぱいとりました!交換留学生達と一緒に英語での授業がとれちゃうのです

 

今まで取った授業は

2年春学期:冤罪の日米比較( Wrongful Conviction in Japan and the US)

                        日本の対外政策( Japanese Foreign Policy)

2年秋学期:Japanese Perception to the Atomic Bombs 

あ、3個しかとってなかったw

 

冤罪の日米比較は内容が面白いだけでなく、色んな国の冤罪についても知れてすごおく楽しかった!

あとJapanese Perception to the Atomic Bombs のクラスは超絶仲が良くてオーストラリアやアメリカの子達と一緒に上野の飲み屋さんwにいったりできた!その後なぜか交流途絶えたけどw

 

いっしょにカラオケとかいったりすると英語だけじゃなくて文化的なこととかもしれたりして留学へのmotivationも上がること間違いなし!

 

③英語の映画をいっぱい見よう〜

自分は教科書に載ってない汚い言葉とか映画で勉強しましたw

特におすすめは「ブライズメイズ 史上最悪のウェディング」内容めっちゃくだらないけど最初から最後まで汚い言葉ずくしw衝撃の一作品w

 

美しい英語をみにつけたいあなたはキーラナイトレーの「Pride and Prejudice」とか、オランダの文化も知れる「真珠の耳飾りの少女」とかがいいかも!

 

楽しい留学のために楽しく英語能力を向上させよ〜(* ̄∇ ̄*)

 

慶應大学交換留学大全(その1)

ここでちょっと大学生の皆様の要望(そんなもんない?あ?w)にお答えして

留学そのもの+慶應義塾大学の交換留学について色々思う所を書きたいと思いま〜すw

 

どこの国にするのか?

たぶん誰もが気になっているところなんだけどやっぱりどこに行くのかは重要だよね!

自分の意見としてはまあ適当に選んだとしてもそれなりの結果は着いてくると思うけどもやっぱり何かしらの理由はつけるべきだと思う

 

自分の場合には選択肢がいくつかありました

1 ライデン大学(Leiden University)オランダ

2 アムステルダム大学(University of Amsterdam) オランダ

3 ボアジシ大学(Boğaziçi University) トルコ

3 ジュネーヴ大学(University of Geneva) スイス

4 ロンドン大学ロイヤルホロウェー校 (University of London Royal Holloway )イギリス

5 サンクトペテルブルク国立大学 (St Petersburg State University )ロシア

 

自分はとにかくヨーロッパに行きたい+国際法/国際関係学/国際政治を学びたいっていう思いがあったからそれっぽいとこをリストアップしてTOEFLとかの語学要件と照らし合わせながら考えたのね

 

とりあえずトルコは楽しそうだしエキゾチックなの大好きだったから魅力的だったけど親に「観光でいいじゃん?」「あそっか」みたいになってw最初に消して

 

次にジュネーヴサンクトペテルブルクは切実に行きたかった!w

ただ問題点はジュネーヴはフランス語でサンクトはロシア語なところどっちも地味にやってたけど専門的なレベルではなかったし慶應の交換留学のシステムでは第ニ期募集になるのです

 

第一期 英語圏(米国/英国/その他英語を使用する大学including オランダ etc)

第二期    仏語•独語•中国語圏(フランス/ドイツ/台湾/中国/オーストリアetc)

第三期 オセアニア地方 (オーストラリア/ニュージーランド+なぜかアルゼンチン一校w)

 

だからそんなに長い間気をもみたくないと思ってwオランダがイギリスにしようと思った

それで最終的にアムステルダム大学/ライデン大学/ロンドン大学/っていう3校で迷ったんだけどまあ英国はあんま好きじゃない先輩が行っててwいいやと思って、アムスかライデンで迷って結局国際法が有名なライデンを第一志望にたのです!

 

 慶應の友達の中には「もうこの国のこの大学じゃなきゃやだ!!w」みたいな人たちがいて選び方はそれぞれかな〜と

 

でもアメリカならBrown University/ UC Berkley/ Dartmouth College/Georgetown

アジアなら北京大学/香港大学/シンガポール国立大学

ヨーロッパならScience PO (パリ政治学院)/SOAS(ロンドン大学東洋アフリカ学院)

らへんが激戦区!ダートマスなんて友達4人も第一志望にしててたまげたw

 

こんななかオランダのライデン大学は倍率なしで平和に決まりましたがw

 

あともう一つ、大学を選ぶ際なんだけどQS World Rankingとかケッコ気にする人がいて(まあ自分もめっちゃ気にしたけどw)まあそれはそれでいいとは思うんだけど、校風とかwそういうのあるからオールマインドに気にした方がいいんじゃないかな

まあまだ自分留学まだ行く前だから偉そうなこと言えないけどw

 

 

ライデンはこんな街(゚▽゚*)ニパッ♪

そんな自分が初めてオランダに上陸したのは

高校2年生のとき!NGOのピースツアーでヨーロッパ各国を訪問したんだけど留学予定のライデン大学の下見にもいったりしました

(今考えたら超用意周到w)

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ライデンの街はこんな感じで、大学と街の敷地に境目がないのです!つまりどっからどこまでが大学かわかんないってこと(ノ゚ω゚)ノ

 

食べ物は毎日ミートボール的なwものばっかだったけど町並みはすごくきれい!北のヴェネチアっていわれてるんだってw(東洋のヴェニス的な?大阪w)

 

あとこのときちょっと面白いものも発見したよΣ(゚口゚;

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いきなり歩いていたら芭蕉の句がw

聞いてみたらシーボルトやらなんやら鎖国中の日本と関わってた人たちが

帰ってきてライデン大学で研究を進めたらしい!

 

あと世界初の日本語学科ができたのもライデン大学らしいんだけど今は専らヨーロッパの一大アニメオタク養成所になっているらしいw

 

まあとにかく割と日本とのつながりが強いし幕末の志士w達も留学してたみたいだから日本人には良い留学先かも

 

この高校生の時の旅をきっかけにヨーロッパに留学しようという決意をしたジャクソンでした〜